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嫌な客と嬉しいお客様 / 清水武志 - 2008-12-26 01:30:18
 
「お金貰ってるプロだから客を分け隔てしてはいけない」とおっしゃる方も居るだろうけどそれは僕たちアーティストには必ずしも当てはまらない。

自分の人生の時間費やして作品なりスタイルなりを築き上げて来てこれからも築き上げて行く。そして、それは決して自己満足といった性質ではなく勿論お金儲けが目的でもなく高度にデリケートで繊細な部分。

僕の場合、根底には“音楽”って手段使って何か人の役に立ちたいってのが有るのだけど、だからと言って無闇にボランティアするとかではなく、僕がエリントンやベイシーやガーランドから学んで感じて貰って来たあの素晴らしい音の世界を今度は自分が自分の音楽でスタイルで生き方で人々に聴いてもらって“何か”を与えて感じ取って貰う番なのだと思ってる。

とはいえ時々はボランティアもさせてもらってるのだけど、それは僕自身がそれらの集まりや人々が大好きで自分自身も楽しませて貰ってるからに他ならない。

今日はボーカルで旧友の山嶋真由美さんと東大阪の『Crossroad』でDUOだった。

世間はクリスマス、こんな不人気者ライブに最初お客等来ずやっと来たのが50〜60代くらいの男性二人。

こいつらが最低だった!!!

とにかく“KY”で酔った勢いで来たらしく場所や音楽を全く認識して居らず生きたアーティスト達の“LIVE”は“生バンドの演奏”、“JAZZ”は“昔流行ったとても懐かしい音楽”と言った認識を持ち店中響く大きな声で自分の事ばかり喋り続ける。

ジャズは今も生き続け様々なアーティストにより益々発展発達してるのだけどそんな姿など見ようともせず“今はもう衰退した過去の栄光の音楽”と決めつけてる。

挙げ句、演奏の最中にステージに上がって僕に伴奏させて歌おうとする有様。マスターの村上さんが席立ち上がったと同時に駆け寄り止めてくれたから良かったけど、ステージは命がけで勝負してるリングやからねえ、素人さんが簡単に入って来てええもんちゃうからもし来てたらどないなっても知らんかった。

でも、この二人に怒ってたのは僕だけ違って山嶋さんも村上さんも同じ。「素人さん相手に大人気ない」と思う方も居るかもしれないけどそれだけこっちは真剣だと言う事。

これは、音楽に限らず世の人は大人も子供も何かのプロであってアマチュアなのですよ。と書けば職業で考える人が殆どかもしれないけど突き詰めればそれは“自分の人生のプロ”であり“他人の人生に対しては素人”だと言う事なのです。

人生の時間費やして何か手段掴んで人の中で“本気”で生きてる人なら今目の前で行われてるジャズライブにも演奏するアーティストや作曲者や作詞家それぞれの人生が有るって事感じる筈。少なくともこちら側は聴いてくれてる人達もそれぞれのストーリーを抱えて生きてはると認識してる。そんなのを感じる事も無くライブの邪魔する空気読めない奴は“一生懸命生きてない人”なのだと僕は思って軽蔑すると書いておく。

勿論、時にはこちらの演奏が悪くって空気ガヤガヤする事も有るけど今日はそんなひどい演奏では無かったと断言する。

1stが終わる前に新たに男性が来られこのタイミングで歌わせてもらえない(誰が歌わすかあ)事を察したKY二人は帰って行った。

2nd前にもう一人男性Y口氏とクリスマスを二人でライブで過ごそうと若いアベック(死語ではなくフランス語)の方が来られ場は一気に“生バンド演奏”ではなく“ライブ”目当ての方が支配する空間に成り僕たちDUOは“お客さんカルッテット”の為(とはいえ、1stもKYさん二人の為にやったけど頭ごなしに通じんかったけど)、皆さんの貴重なクリスマスの時間を無駄にしない様山嶋さんのMCよろしくおもろいライブを繰り広げるのでした。

でも、結局それも客席の皆さんの醸し出す暖かい空気とのセッションやったんですわ。

来てくださった事感謝してます。

メリークリスマス(済んでもたけど)

- コメント -
  • パテ - 「また僕でごめん すばらしい名文、名演奏でる文豪 と呼びたくなる文章に感嘆いたしました。 そのまま、「音楽」を「お菓子」に置き換えてうちのホームページなり店頭なりに貼りたい気分になりました。 作品を提供する側にも義務と喜びがありますわな。いろんなお客おりますわな・・ 今の日本、何が国際化じゃ!まずわオトナにならなあきまへんな。 ええオトナが中身幼すぎる・・ うまく書けないけど 代弁してくれてありがとう(((^_^;)」-2008-12-26 04:57:49
  • Manabu - 「おじゃまいたします。 自分もそんな嫌な客、あったよ…。 若い頃はへーへー、おおきにおおきにで誤魔化してたけど、この歳になったらマイクを通して「どうぞお帰りください」とはっきり言ってやると思う。我々はプロなんやから…アシライが美味いのも大切やけど、音楽するっていう事の方がもっと大事やもんね。公害と害虫は駆除し排除しなければならないのであります。環境づくりよ、これもボランティアよ、平和な社会を作り上げるための…」-2008-12-26 07:44:11
  • ツチ兄 - 「し様、ご無沙汰しております。 秘密基地にGS搬入の話はポシャリました。(怒) 詳しくはRI様に尋ねるとわかります。 小生、高校生の時分はプロの演奏家に憧れてましたが、自身の才能と根気の無さに、早々とアマチュアになり下がりました。(弟は初心貫徹してセミプロです。立派!) 楽曲を奏でて分かるのは、「自分の演奏が人様に聞かせられるような代物では無い。」ということです。 プロの方の演奏を拝聴していますと、し様の仰る「人生の時間費やして、何か手段掴んで、”本気”で生きている。」というオーラを、ひしひし感じます。 アマチュアがノーチャージライブながら、チューニング合わさずJAZZBARで演奏しているのに遭遇しましたが、これなどは明らかに「聴衆に”何か”を与えて感じ取ってもらおう。」という気概が欠如しています。 昨今は”音楽”の有難さが薄れ、真剣に音楽と対峙する機会が減ったように思いますが、そういった状況だからこそ、プロの生演奏に接して、じっくり聴き入る経験は貴重だと思います。 これからも、芸術を理解しない輩にめげず、多くの人に感動を与えて下さる事を祈念しております。」-2008-12-26 08:36:51
  • れてぃ - 「昨日も急な残業で残念ながら行けませんでした。 たぶん、居てたら私がつまみ出していたと思います。 自分の人生以外の生き方に対しての想像力が足りないから、そのような立ち振る舞いができるんでしょう。 昨日、たまたまテレビを見ていたら、尾崎紀世彦さんが出ていて、昔のように歌ってくださいというリクエストに(そんな旨だったと思います)それならレコードを聴いてください。今の僕の歌を聴かせないと僕の進歩が無かったということですから。ときっぱり。 その場その場の一期一会を楽しめないなんて、損な人生だと思うんですけどね。」-2008-12-26 12:45:32
  • びし - 「必ずあの世代ですよね。平気でタバコをポイ捨てする、食事してる他の客の横で平気でタバコを吸う、「俺は客やぞ!」というフレーズをすぐに口走る、いわゆるモラルの常識が一時代ずれてる過渡期の人達。70〜80歳の人ならしゃあないか…と思えるけど、その後の世代でそういう行動を見るとムカムカしてしまいます。」-2008-12-26 13:40:48
  • し - 「パテさん>大便ちごて良かった。『作品を提供する側にも義務と喜びがありますわな』ってほんまそやねん。ただ人前で演奏してるだけ違うって事真面目に生きてりゃ解る思うねんけどこの手の人達って情けないけど存在するよね。いつ怒鳴ったろか思ってたけど帰ってくれて良かったわして。」-2008-12-26 13:48:55
  • し - 「Manabu>そやねん、僕は昔から違う思ったらオンマイクでも弾きながらでも良く怒鳴って怒ってるのです。それはお客にもメンバーにも。日本人は体裁気にして「人前で.... 」って言うねんけど『“その場”で怒らんとどうするの』と思うのです。ただ怒るだけではなくってこちらも知らずに逆なら怒られる覚悟は出来てるし怒るのって勇気とエネルギー居る。でも、口や態度に出すのも相手に気付かす“愛”や思う。でも気付かん奴とはもう喋らんし演奏もせんし付合わんねん。昨日の場合、客がオッサン達だけだったのでまだ助かった。他に聴きに来てくれた人が居ての事だったら僕はほんまにどないしたか解らん。他のお客さんと空間と自分たちのパフォーマンス守る為に。」-2008-12-26 13:56:34
  • し - 「ツチ兄>GSの事はRIさんから聞きましたよ。兄は『自身の才能と根気の無さに、早々とアマチュアになり下がりました』と卑下して書いた思うけど僕は必ずしもアマチュアが下だとは思わないです。彼らも音出す以上壁にぶつかり悩んだりもしてるし努力もしてるしいろんなストーリー抱えてるのは事実や思うねん。第一アマチュア云々思うのやったらアマチュアセッションのホストやアマチュア相手にレッスンやってないですわ。でも兄が書く様にプロとアマの違いは明らかに存在する思います。ただ、バンドマンならそうだけど“アーティスト”となるともっと生き方に生々しい部分が有って単に“プロ”って言葉では片付けられない気がするのです。兄は今会社経営されてるよね。それってプロミュージシャン諦めたからとか環境がそうだったからだけで出来る物ではないやん。やはり、そう決めてから勉強も努力も頭打ちもしてるやん。それに関してはそっちがプロで僕はアマやからね僕は兄って立派や思うねん。ほんま書き込んでくれて有り難う。」-2008-12-26 14:16:51
  • し - 「れてぃさん>昨日はオッサンらに「エディコンドンの何とか....」とか言われましたがそれならレコード聞いとけ思ったです。『自分の人生以外の生き方に対しての想像力が足りない』とは正にそう思うのです。自分の枠からはみ出たことは理解せずに無理矢理周りを自分の世界へ引きずり込もうとしよるから難儀です。色んな人が居て面白い、このお二人もきっと昨日の場所とはまた違う所で会ってたらもっと評価すべき部分も有ったかもしれませんが昨日で露見したからもういいです。昨日は一触即発状態でしたのでもしれてぃさんがつまみ出す行動に出られたら全員の怒りが一気にオヤジどもに噴出してた思いますわ。それも教育や思いますわ。しんどい教育。」-2008-12-26 14:24:45
  • し - 「びしさん>そやねん、昨日のは明らかに「俺は客やぞ!」全開でしてん。その二人が来る前に『CROSSROAD』の壁に画家が作品展示として掛けてある絵画を欲しいからってデリカシー無く値切る失礼な奴が居るって話してた所だったん。『金出したら買える感覚』に反感が、しかも「自分が欲しい絵画とそれを書いた画家の値打ち自ら下げてどうするの」と思った。先日書いた日記で電車内でちょろちょろする孫を叱らないオッサンに注意したら逆切れしやがったのも昨日のオヤジの世代。50代60代に成って偉いと錯覚してるか知らんけど幼稚極まりない輩が多いのが目につくよね。まあ僕らだけでもしっかりしましょ。世の中素晴らしい人の方がきっと多いからねえ。」-2008-12-26 14:33:59
  • 眼鏡作家masa - 「「プロとアマの違い(格が違うという事では無しに)」「アーティストという生き方」「自分の人生以外の生き方に対しての想像力が足りない」等々、ここにコメントされている皆さん全てに同感です。(う〜んこれは実はとっても凄い事かも。)」-2008-12-26 15:15:36
  • し - 「眼鏡作家masaさん〉眼球さんも含め書き込む書き込まない別としてここ御覧の皆さんは魅力的で凄い方ばかりなのです。もし万が一オフ会なんてやろうものなら友好ムード漂いまくるかいきなり大喧嘩が勃発するかどちらかだと思うのです。(笑)」-2008-12-26 18:50:08
  • ken0419 - 「そら怒るわなあ。歳とってても感じない奴は感じないのねえ。」-2008-12-26 21:43:13
  • し - 「ken0419>まあ、年は関係ないのかもしれんけど最近は絶滅した人種だと思ってただけに久しぶりやったわ。(笑)」-2008-12-27 05:53:59
  • HEKO - 「全部ゆーてくれておおきに。 ほんでもって勉強なった。あーいうときそーするんやと。 昔、演奏中と後にあんな人らに喧嘩売ってコーフン治まらん自分が過ぎったので、どーしよーかーって思ってたけど、 そこに居たのがたけちゃんや村上さんで良かったって思ってる。 ま、しょーじき直ぐには治まらんかった。まだまだやね。あたくし。」-2008-12-29 17:48:36
  • し - 「HEKO>いや、僕もあの日の相棒があんたで良かった思ってた。それにあの店はミュージシャンがやってるからこちら側の気持ちとかよお解ったはるからおかしな事には成らないって安心感は有ったん。僕も昔はよお客と喧嘩したよ。でも最近はあんなお客の来るフィールドから卒業したからいつもええ感じでライブ流れるねんけどねえ。で、今なら大概煩い客でも客席触って遊ぶんやけどあのおっちゃんらは笑てられへん所行っとったもんなあ。manabu君書いてくれてる様に言う時は言うてもええ思うで。それが無駄な戦いに成らないなら。」-2008-12-30 05:35:36