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去年描いた記事ですが / 清水武志 - 2018-01-18 09:05:37
 
震災の日の昨日、僕は偶然にも神戸でライブをする機会を得た。

神戸に行くにあたって22年経ち風化はしないまでも薄らいで行く当時の記憶を辿る一日だった。

震災当時、アマチュア無線をやってたおかげでマスコミの報道より早くリアルタイムで状況の深刻さを知る事が出来たものの生野区の部屋に戻ると部屋の中はぐちゃぐちゃに成っていた。

片付けをしていると携帯電話が鳴り奈良の楽器屋から「今日レッスンなんで早く来てくださいね」と言われた時は震源から離れてるとは言えその温度差に愕然とした。山越えの主要道路がダメで仕方なく昔の街道『暗峠』を超えて奈良に向かった。

そんなのも含めいろんな事を思い出しては考えた。

ボランティアでお邪魔した母子寮にいた少年が
僕が車に積んでたトランペットをそれまで吹いた事もないのに上手に音出すからプレゼントしたのだけどあの少年は今頃大人に成って何をしてるだろうとか、ラッパは吹いてるだろうか?とか思った。

昨日の神戸のライブは様々な想い込めての演奏となった。そして、最後はRugTimeを各府県で亡くなられた6434名の尊い御霊に届くよう鎮魂の意を込めて演奏した。

会場と成ったY'sRoadが入っている通称“象ビル”の時計は今なお震災の起こった5時46分で止まったままだった。
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