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旅の道具2CV / 清水武志 - 2009-03-05 01:18:47
 
よくここ(このブログ)を訪れた方々から「凄いですねえ」とおっしゃっていただく。

勿論、音楽ではなく2CVいじりの事。(笑)

ライブ聴いて初めて僕の事知って興味持ってここに来てくださった方は音楽の“お”の字も出て来ずろくにライブの宣伝もしないこのブログ見てさぞ驚かれる事でしょう。

事実、小学生の頃の作文では『エンジニアに成りたい』と書いてたしその後パイロットへの夢を持ち続けて(今も飛びたい気持ちは有る)音楽なんて思った事も無かった。

このブログを見て多くの方々が僕の事『車が好き』とか『車いじりが好き』と捉えられるのですが実のところ乗り物は車ではなく飛行機が好き。実は車には全く興味がなく唯一2CVだけに興味が有る。

以前、友人のRI氏がここのレスに『2CVは蒸気機関車や軽飛行機と同じ乗り物』と書いてくださってたけど20代〜30半ばまで軽飛行機とモーターグライダーの操縦を少しかじった僕も以前から全く同じ事を感じてた。

おそらくは、そんな理由から2CVにどっぷりはまったのかもしれない。

もう一つ、2CVにはなんだかバイクとの共通性も感じ20代をライダーとしてバイクツーリングで過ごした頃のバイク独特の旅の感動や達成感を齎せてくれる。

ブログでは2CVいじりが良く出て来るけど実のところ2CVは『機械いじり趣味の道具』ではなく僕にとっては『旅の道具兼キャンプ道具』で実用車なのです。

2CVははっきり言ってそう簡単に滅多な事で壊れる車では有りません。常にいじってるのは飛行機や船舶と同じ様に重大な故障が起こる前に整備してるのです(旅先で困らない様に)。

整備しながら頭の中はこれ(2CV)で次に出掛けるイベントやツーリングやキャンプなどの事考えてワクワクしてるのです。

そんなワクワクの中から曲のアイディアが浮かんだりします。

旅先では、山に行ったら山のにおい、海に行ったら海のにおい感じる事の出来る自転車やバイク以外の旅の道具が2CVなのです。

僕は稼ぎもろくになく貧乏な御陰で“工夫”する事を覚えました。
バイク時代は皆の様に現行のバイク買うお金無いから解体屋で安いバイク買っては自分で直してそれで色んな所旅してました。2CVも然り、今まで乗った3台の2CVも店で買うでなし“人の見捨てた個体”を自分で蘇らせたもの。それだけに事細かく色んなメカニズムを学習出来たのだと思ってます。

『旅の道具は自分で作れ』がバイク時代からの持論。

ピアノもそう、小さい時からクラッシックやらやってないし譜面読めないし我流だしジャズ弾くにあたって外国のピアニストと比べると手も小さいので『出来ないなら諦めるより自分の奏法編み出そう』と努めて来ました。

このブログ、ほんまに音楽の“お”の字も出て来ないけど、2CVも含め実は総てが僕の音楽の一部なのです。

これからもウチの人や素晴らしい仲間とともに2CVで色んな所に出掛けて行くでしょう。

旅、出会い、やっぱり基本は人が好きだから。

音楽も同じ気持ち。(許せん奴は許さへんけど)



<写真>

瀬戸内に面した「日本のエーゲ海」と呼ばれる『牛窓』(岡山県)の旧い町並みにて
- コメント -
  • 眼鏡作家masa - 「2CVも含め実は総てが僕の音楽の一部なのです。<その感覚、なんとなく解ります。表現者は皆そうなのかも。」-2009-03-06 12:02:50
  • し - 「眼鏡作家masaさん>ですよね、よく『プロのピアニスト』とか言われるけど生活全体が直結してるから単に“プロ”とか“職業”って言葉では語れない何かがあるのよね。」-2009-03-06 15:08:09
  • れてぃ - 「この感覚は解る人には、多くの言葉は要らないけれど、解らない人には、幾ら言葉を費やしても解らないでしょうね。」-2009-03-09 17:59:57
  • ラララ - 「おっちゃんの人や物に対しての愛情がシンプルにたっぷり詰まった今回のブログでしたね。僕もいろんな力を友達や音楽やたくさんの物などから得て今を生きます。」-2009-03-09 18:01:57
  • し - 「れてぃさん>そうなんです、そのとおりなのですが取りあえず理解されようがされまいが表に表さないとなかなか解ってもらえないですからね。」-2009-03-10 11:16:18
  • し - 「ラララはん>そうよ、真っすぐに誠実に生きるのよ。」-2009-03-10 11:17:04